・ディベートとは何ですか?
ひとつの論題に対し、2チームの話し手が肯定する立場と否定する立場とに分かれ、自分たちの議論の優位 性を聞き手に理解してもらう事を意図したうえで、客観的な証拠資料に基づいて議論をするコミュニケーション形態。(頭を鍛えるディベート入門(松本茂著より)
より詳しい説明は、JDA(日本ディベート協会)のこちらのページを参照してください。 top
・ディベートは難しいですか?
奥は深いですが、親切ていねいに指導いたしますので、初めての方も心配いりません。最近の例では、ディベート未経験で、初めて見学してから数ヶ月でディベーターとして参加された会員もいます。また、定例会だけではなく、より参加しやすい土曜会もありますので、ご自分の希望に沿った参加の仕方ができます。 top
・ディベートは仕事の役に立ちますか?
難しい質問です。論理的な考え方を学ぶにはとても良い手段です。ディベートをしたからといって、すぐに仕事ができるようになるとはいえませんが、あなたの考えを筋道立てて論理的に話せるようになり、あなたとは違う考えの人の意見も冷静に聞くことができるようになることで、よりよいコミュニケーションをするために役に立つとお考えください。繰り返しになりますが、ディベートはあくまでもよりよいコミュニケーションをとるために役立てるもので、相手の言うことをすべて論破するような、コミュニケーションそのものを破壊するものでは決してありません。top
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・ディベートにはどのような種類がありますか?
コミュニケーション能力を高める手段としてのディベートには様々な種類がありますが、大きく証拠資料を使わない形式と使う形式に分かれます。前者は、証拠資料を使わないため、客観的な分析よりも広く浅い知識を持ち、即興性やいかに抑揚をつけた上手なスピーチができるか、といった点が重視され、即興的スピーチ能力の向上に効果 を発揮します。後者は、前者のスピーチ能力に加え、特定の論題について証拠資料を調べ、議論を深く分析していく過程を経験することで、客観的な分析や議論構築の能力も含めたコミュニケーション能力を総合的に高めていく効果 があります。JBDFは後者のディベート形式を採用しています。 top
・JBDFでディベートをすると、どのようなことを学べるのですか?
JBDFのディベートの基本である、事前の準備をする形式についてお話ししますと、論題についての書籍雑誌などを調査し、証拠資料を収集し、議論を構築し、ブリーフ(スピーチ原稿)を作成し、聴衆の前でスピーチをし、試合中に質疑をおこない、試合後に意見交換を行う、という流れになります。従って、一般 的にディベートをすることで得られるといわれる、a) 情報収集能力 b) 情報分析能力 c) 議論構築能力 d) 文書作成能力 e) スピーチ能力 f) 質疑による(狭義の)コミュニケーション能力 g) 相反する意見について客観的に見る批評精神(critical thinking) といった能力が総合的に得られます。JBDFでの活動を通じて、これらを総合した(広義の)コミュニケーション能力が学べる、ということができるでしょう。 top
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・定例会と土曜会はどのように違うのですか?
定例会は、発足以来20年にわたり定期的に (現在は毎月一回日本語と英語を交互に) 行っているJBDFの基本的な活動です。前もって決められた論題に沿って準備をしたディベーター4名が試合をした後、会場の会員が論題や試合に関するコメントや意見を交換し、最後に会員の投票によって勝敗を明らかにします。論題について準備を進めることで知識を深め、整理された議論を聴衆の前で展開することで、スピーチや質疑のトレーニングとなります。また、ディベートに関することのみならず、その論題領域についての一般 的な意見交換をすることでさらに様々な知見を得ることができます。(会には教員、食品メーカー、機械メーカー、団体職員、弁護士、医療従事者、コンサルティングなど様々な分野の会員が所属しているので、メディアなどでは得られない貴重な話を聞くこともまれではありません)
土曜会は、 定例会に加えてさらにディベートについて勉強をしたいという一会員の勉強会として発足しました。前もって決められた論題について準備をするのではなく、当日会場で決めた論題について数十分の準備時間でディベートをする即興型の形式で行っています。証拠資料を使用せず、準備が不要で、スピーチなどの時間も短くした簡易的な形式の全員参加型で行うため、初心者の方や、定例会のある平日に参加の難しい方が多く参加しています。また、土曜会でディベートのやり方に慣れた後、定例会でディベーターとしてさらにディベート能力を高める会員も最近増加しています。(土曜会から始めて、一年足らずでJDA(日本ディベート協会)の日本語ディベート大会で全勝という優秀な成績を収めた会員もいます)top
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・JBDFと普通の異業種交流会は何が違いますか?
一般的に異業種交流会は会員の交流を通じて仕事上の人脈を深めることを第一の目的にしていると思いますので、そこで行われる講演会などのイベントも、あくまでも人脈を深める契機としてあるものだと思います。それに対しJBDFはディベートによってコミュニケーション能力を向上を目標とする社会人の集まりですから、必ずしもその人脈を仕事に生かそうとして会に参加しているとは言えません。その分、人脈という意味では異業種交流会よりも幅は狭いかもしれません。しかし、言うならば勉強をしようという意識を持った社会人が集まっていますので、純粋な異業種交流会とは違った意味で良い交流をすることができるのではないかと思います。 top
・社会人がディベートを学ぶにはJBDFは最適ですか?
その答えは、あなたが何をディベートに求めるかによって異なります。
まず、ディベートがどのようなものか、輪郭をつかむだけで十分だとあなたが思うのであれば、JDA(日本ディベート協会)が定期的に開いているワンデーセミナーがおすすめです。
次に、英語のディベートがどのようなものか基本を学んでみたい、と思うのでしたら、NHKテレビ英会話でも有名な松本茂先生が東海大学で開く講座を受講するのもよい方法です。
第三に、あなたが企業の研修担当でディベートの講習を会社で開きたい、というのでしたら、当会顧問の瀬能和彦氏の研修団体ThinkHardに問い合わせるのがよいかもしれません。
第四に、あなたが単に英会話の延長としてディベートをとらえているのでしたら、様々な英語専門学校や英会話学 校の講座を受講するとよいでしょう。
第五に、形式はともかく、あなたがディベートをある程度経験していて、力試しをしたいと思うのでしたら、JDA、ESUJ、Daily Yomiuri Newspaper、各公共団体などが開催するディベート大会に出場するのもいいかもしれません。
しかし、あなたが社会人として総合的なコミュニケーション能力の向上手段としてのディベートを一からある程度の実力を得るまで学ぼうとしているならば、また、あなたがある程度の経験者でこれからも継続的に実力の向上を図ろうとしているならば、その選択肢はとても限られています。ごく一般 的に言うならば、JDAにリンクが貼られている団体であれば、あなたの選択肢として間違いはないと言えますが、その中で、ある程度歴史と実績がある、教育体制がある程度整っている、英語と日本語どちらも学ぶことが出来る、各種大会に出場することが出来る、実利的な目的だけでなく趣味としてディベートを続けることができる、会員が多彩 であり異業種交流の場にもなる、といったことを考えあわせると、時間的、地理的に参加できるのであれば、あなたにとってJBDFは最適な団体であると言えるでしょう。top
・見学したいのですが?
定例会の見学、土曜会の参加はいつでも歓迎です。トップページで予定を御覧いただいて御都合のよい日においでください。 top
・ JBDFで英語ディベートをするためにはどの程度英語ができればいいですか?
英検で2級程度以上あれば問題なく参加できると思います。また、ディベートをすることでその話題に詳しくなることで、逆に勉強にもなりますので、単語、読解、英作文、スピーチ、リスニングなどを総合的に学ぶ英語の有効な勉強方法としてもディベートはおすすめできます。 top
・JBDFは敷居が高そうなのですが?
大丈夫です。あなたが思うほど敷居は高くありません。ディベートそのものは真面 目に取り組んでいますが、会員は普通の社会人です。また、二次会などでは皆ただののんべとなります。百聞は一見にしかず、です。top
・入会はすぐにしなければいけませんか?
いいえ。定例会に2回程度ご見学いただき、ご自分で納得してからの入会で結構です。また、見学に来たからといって入会を強制するようなことは一切ありません。なお、定例会でディベーターとして参加するには、入会が必要です。 top
・入会後仕事の都合などで継続が難しくなったら?
JBDFは社会人主体の会ですから、仕事の都合などで継続が難しくなったら会をしばらく休んだり、退会したりすることは自由です。ただ、継続は力なり、ですので、無理をしない範囲でできるだけ継続することをお勧めします。 top
・学生でも参加できますか?
はい。正会員の資格は社会人であることですが、学生の方でも準会員としてJBDFの活動に参加することができます。 top
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