企業のミッション・ビジョンについて考えましょう。あなたの会社は何のために存在するのか。考えた事がありますか? なぜ私やあなたは、その会社ではたらいているのですか?
ミッションとは
ミッションとは我々が存在する意義、その企業が果たすべき「任務や使命」ということができます。これは普遍的なものであり、このミッション・使命があるからこそ、会社としての存在価値があり、その価値をお客様に提供する事によって利益を上げるわけです。
ミッションは経営戦略、マーコムプランを作る意味でもベースとなります。ですから10章でお話しするマーケティング戦略書のにも記載されます。企業そのものの意義を問うものですからマネジメントのみならず全社員が認識する必要があります。全社員が認識した上で行動指針(Missionに基づいての業務、言動を行う上でのガイドライン)を設定する事が望ましいでしょう。
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またミッション、任務や使命は自分で勝手に決めればよいと言うものでもありません。それが求められている事も必要です。その意味では企業の境的な責任も視野に入れる事が必要です。企業のミッションを確認しましょう。
ビジョンとは
ビジョンを前提にして将来的にこうなるという企業が目指す将来像です。その意味では夢に近いものでも構わなですし、発展をしようという志やチャレンジ精神をもつためにはある程度夢のようなことでもよいといえます。例えばソニーの生みの親である故森田昭夫氏は「いつでもどこでも好きな音楽が聴ける」というビジョンのもとにウォークマンという画期的な商品を生み出したという話は有名です。
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ミッションとビジョンは組織の進むべき方向を示す概念の中で最も上位に来るもであり、当然マーコムプランを作るうえでも重要な要素です。夢のあるビジョンを決めましょう。
ドメインとは
ドメインは企業の活動領域を示すもので、懐の大きさというようなもの、どこまでを企業の活動範囲と捕らえるかということです。ドメインを定義する場合、製品志向(物理的定義)と市場志向(機能的定義)の2つの方向性が考えられますが、どちらに偏ってもいけませんし、社員のコンセンサスを得る為にも、適度の広がりと緻密さをもったドメインを定義することが望ましいでしょう。
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例えば鉄道会社のドメインで、製品志向の定義が"鉄道の運営"、市場志向の定義が"人々と物資を運ぶ"という場合、製品志向のドメインのみで戦略を考えていた場合には車や航空機その他の交通手段の台頭に気が付かずに企業経営が立ち行かなくなる事もあるでしょう。もし、製品志向(物理的定義)と市場志向(機能的定義)の両面からみていれば、その他の交通機関の台頭に対応すべきとの判断から戦略も変わったかもしれません。
最近は市場を取り巻く環境の変化とそのスピードも速くなってきています。状況によってドメインの修正が必要な場面もでてくるでしょう。
CSR (corporate social responsibility)企業の社会的責任を考える
社会的存在としての企業は、社会貢献、情報公開や対話を自主的に行う事を求められています。例えば法令遵守や利益貢献といった責任を果たすだけではなく
" 社会に役立つ商品やサービスの提供
" 地球環境への配慮
" 地域社会への貢献、 企業市民としての活動
" 職場環境の向上
などに関しての考えかたを明確にすることも大切です。
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